道徳判断のしかた
告発/正義/愛/苦しみと資本主義の精神
リュック・ボルタンスキー 著
2021年6月20発売
ISBN 978-4-910131-14-6
日々の暮らしのなかで、私たちは道徳感覚や正義感覚によって、ものごとへの道徳判断をしている。そのとき、批判判断が必ず伴っており、矛盾衝突・論争が暴力沙汰にならないよう、能力、判断、正義の正当化を働かせての試練から共通善をみつけて脱しようとする。 そこに、どんな規範秩序を働かせているのだろうか?「偉大さ」の<シテ>なる考えから、いまや、世界ナンバーワンと言われるフランスの社会学者、ボルタンスキーがそこを明らかにする。
書籍内容
・正義と愛と苦しみ 偉大さのエコノミーと正当化
判断はどのようにしてなされているのか
・道徳感覚の範囲になる<シテ cité>とは何か?
正当化の場所
・人間の行為はどのように「正当化」されていくのか?
道徳判断をめぐる探求の道のり
¥1,430価格